
こんなものが届きました。
「ブレッサー(Blesser)」と名付けられたこのフィギュアは先日の東日本大震災に関するチャリティーグッズとして製作されたもの。製作元のFansProjectはトランスフォーマーの非公認アクセサリーを作っている海外の技術者集団で、彼らの作ったシティコマンダー・アップグレードキットは日本のファンの間でも話題になったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。その彼らが中心となり、赤十字社に15ドル以上の募金をした人を対象に先着1500名に無償でこのフィギュアを配布するというチャリティーキャンペーンを展開していたのです。その時に応募したものが最近になって届いたという訳ですな。
しかしいくら被害が軽微な地域だったとはいえ、一応国内で被災した人間が物欲にかられてこういう国際的なチャリティーキャンペーンに首を突っ込んじゃうのはどうなんだろう。少々浅まし過ぎやしないだろうか。というかそもそも日本人はキャンペーン対象として認められているんだろうか。なんて応募する前は色々逡巡したりもしたのですけど、まあ駄目なら応募自体がハネられるだろうし、仮にハネられたとしても赤十字社への募金自体が無駄になる事はなさそうだから駄目元で応募しておくか。と開き直って軽い気持ちで応募したものが結果として手元に届いたのだから嬉しいやら申し訳ないやら。いやまあ嬉しいんですけどね。

フィギュアについて説明しておくと、モノ自体はFansProjectの近作「TFX-05 サイドアーム」付属フィギュアのリペイント。変形させることでトランスフォーマーの手持ち武器になるというターゲットマスターギミックを備えています。付属カードによると役割は救助員(Rescue)で、武器モードは二連消火ライフル(Dual-Barrelled Extinguisher Rifle)というチャリティーの内容に即した設定。カード裏面には被災地で救助活動に従事するブレッサーの姿が描かれています。ちなみにカードの人間パートナー欄(モザイク部分)には寄付者の名前、この場合ですとわたくしの本名がプリントされたシールが貼られています。転売屋対策という一面もあるのかもしれませんが、これによってこのフィギュアは単なる景品から個々人の記憶に残る「記念品」にグレードアップしている感があります。気が利いてるよなあ。
とまあ単純にフィギュアだけ見ていても楽しいのですが、個人的にはそれよりも、営利企業でもない一介の技術者集団が外国で起きた災害にここまで心を痛め、明らかな経済的損失を見越した上でこのようなアクションを起こしてくれた事について、一日本人トランスフォーマーファンとして心からお礼を言いたい気持ちでいっぱいです。生活と関係のない趣味の領域でこんな風に助けてもらうことがこれほど嬉しい事だとは思いませんでした。このフィギュアはわたくしにとってもそんな嬉しい記憶の「記念品」になりそうです。
Thank you FansProject! ARIGATOU!